実体験中!人生100年時代

100LIFE

人生100年時代って何?
人生100年時代とはリンダ・グラットン/アンドリュー・スコットが書いた「ライフシフト 100年時代の人生戦略」で一躍有名になった言葉です。
長寿化時代をむかえるににあたって、社会だけでなく個人ととして、どのような準備が必要なのか。
70歳、80歳、100歳になった自分が今の自分をどう見るか。
今から計画しないといけない事、すぐにでも実行しなければならない事を、実際に100年時代を生きている僕が検証します。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

    1、人生100年時代て言われるけれど本当に100歳まで生きるの?
    2、100年時代になって何が変わるの?
    3、100年時代をどう生き抜くの?

1、人生100年時代て言われるけれど本当に100歳まで生きるの?
それって本当なの?
自分の周りを見ると、元気なおじいちゃんやおばあちゃんが沢山いませんか?
自分の親と比較してみて下さい今の自分の方がはるかに若いですよね

ネットニュースにも色々取り上げられています
65歳以上まだまだ働きたい人の快活な求人事情、来春の法改正で本格的な「70歳現役社会」に突入(引用:東洋経済ONLINE)
100歳以上の高齢者 初の8万人超え このうち女性は88%(引用:NHK NEWS WEB)

しかし例え平均寿命が延びても、健康寿命が延びなければ、人生楽しくありません。
この「不健康な期間」は確実に短くなっています。
1980年、スタンフォード大学医学部の研究では
運動習慣があり、喫煙をせず、体重がコントロールされている人の不健康気管は、大幅に短縮されています。
人生の最後を認知症とともに生きる事に不安をいだいているかもしれません。
実際に60歳の人の1%、75歳の人の7%、85歳の人の30%が認知症です。
100歳以上の人は周りにいないかもしれませんが、認知症の人はいるかもしれません。
この認知症に関しては、MRI(磁気共鳴画像法)の検査技術の進歩に後押しされ、世界中で精力的な研究対象になっています。
AI開発で有名なグーグルがもうすでに「健康・幸福・長寿」の研究を行う会社を7億ドルで設立しました。
100年時代は単に寿命が延びるのでなく、健康でいられる時間も多くなるのです。

LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界

2、100年時代になって何が変わるの?
「ライフシフト 100年時代の人生戦略」の中では
1945年生まれのジャック1971年生まれのジミー1998年生まれのジェーンの3人を登場させ、それぞれの人生シナリオで検証しています。
教育→仕事→引退の3ステージを3人に当てはめてみます。

1945年生まれのジャックの場合
1962年高校を卒業し、20歳で大学を出てそれから42年働き、62歳で引退しました。
2015年70歳で残念ながらこの世を去りました。
第1ステージの教育期間が20年。
第2ステージの労働期間が42年。
第3ステージの引退期間が8年。
ジャックの場合は、年金が充実していた時代であるとともに、42年の労働期間に対して引退期間が8年にとどまった事が大きな好材料となり、第3ステージのお金問題がうまく機能していました。

1971年生まれのジミーの場合
1992年に21歳で大学を卒業し、2036年の65歳まで働いて引退する予定でいます。
第1ステージの教育期間が20年。
第2ステージの労働期間が44年。
第3ステージの引退期間が20年。平均寿命は85歳。
企業年金が受給できなくなり、引退期間が20年となるため、第3ステージのお金問題が発生します。
この為、引退時期をずらし、70~75歳ぐらいまで働く必要がでてきます。
定年後、今までとは違う畑で働くのだから当然給与が下がります。
それでも長くなった引退期間を生活するため必要となります。

1998年生まれのジェーンの場合
1998年に生まれ、2016年に18歳の誕生日を祝う。
100年以上生きる可能性は十分あり、労働機関44年に対して引退期間35年では、第3ステージの人生を送れません。
公的年金も過去と同じように受け取れるとは限りません。
これでは第3ステージの人生を長き引き延ばすだけでは、良い人生を送ることはできません。

今までの3ステージの社会は崩壊し、マルチステージの社会となります。
3ステージの社会では、教育→労働、労働→引退の移行が2回だけであったのが、マルチステージでは移行の回数が増えます。
教育→労働の移行が何回も続き、ひとつのスキルだけでなく多くのスキルが必要となります。
日本でも多くの企業が副業を認め始めました。

3、100年時代をどう生き抜くの?
ひとつの仕事が何十年も続くかかもわからない時代に突入するため、人はその会社の為でなく、自分自身の為にスキルや知識を蓄える必要があります。
その会社に必要な人間だけでなく、その業界、その社会に必要な人間になる必要があります。
平均寿命が延びて、人の知識・スキルなどの無形の資産が多く求められる時代になると、余暇時間はレクレーション(娯楽)ではなく、リ・クリエーション(自己再創造)に時間を使うようになります。

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

    人生100年時代を生き抜く上で考えること & 実践すること

自分の強みを知ることです。(引用:USJを劇的に変えたたった一つの考え方(森岡毅氏))
何十年も生きていたら、その人の強みは好きなことのの中に埋まっています。
1、統率力(リーダーシップ)に関するもの
2、思考力に関するもの
3、対人関係構築力・コミュニケーション能力に関するもの
4、革新性や創造性に関するもの
5、行動力や任務遂行力に関するもの
6、各職能の専門スキルに関するもの
自分の今までの生き方を振り返り、上記のどこかに該当するところがあれば、それがあなたの強みとなります。
あとは、それを伸ばしための努力を今日から始めることです。

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